【真剣師】小池重明の波乱万丈な人生 プロを喰らうアマチュア

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【真剣師】小池重明の波乱万丈な人生 プロを喰らうアマチュア

 

※出典 団 鬼六著書 真剣師 小池重明より

 

「この人の人生は映画化すれば絶対面白いと思う」

 

あるTV番組でその生涯が取り上げられていて、思わず見入ってしまいました。

 

小池重明(こいけ じゅうめい) 真剣師。

 

1947年に生まれ、1992年44歳の若さでこの世を去りました。

 

賭け将棋で飯を食い、プロ入り寸前までいき素行不良で断念。

 

その生涯を少しご紹介します。

※以下 敬称略

 

 

 

新宿の殺し屋

 

将棋の真剣師として生業を得ていた小池重明。

 

真剣師とは賭け将棋で生計を得ている人の事です。(麻雀などにも真剣師として生業を立てている人がいました)

 

つまり町の将棋道場などで、真剣勝負を持ち掛けて、勝負に勝って賭け金を得て生活をしていました。

いわば将棋の裏社会で生きてきた人です。

<真剣師が主人公の漫画↓>

 

【おすすめ将棋漫画】ハチワンダイバーが面白いのは本当か?

 

1947年~は戦後間もないころで、今ほど法律も厳しくなく賭け事に寛容な時代でした。

 

小池重明は愛知県生まれ。

 

幼少期より将棋を覚え、地元では敵なしの状態でした。

 

10代の頃から、東京上野の将棋センターに住み込みで働きながら、将棋の腕をめきめきと上げていきます。

 

夜遊びにも明け暮れ、将棋、夜遊び(お酒、女遊び)の毎日を過ごしていました。

このとき婚約者が身ごもりましたが、流産してしまい、

益々荒れた生活を送るようになります。

将棋センターでは真剣師として連戦連勝をかさね、

「新宿の殺し屋」の異名を持つようになりました。

 

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プロの世界へ挑戦

 

真剣師同士の対局でも勝ち星を重ね、アマチュアの将棋大会では当たり前のように優勝を果たします。

 

もちろん賞金が出るのですが、借金取り小池重明の出場を聞きつけ、会場に待ち伏せしていたとか・・・

(裏を返せば、優勝するのが当たり前と思われるほど、圧倒的な実力を誇っていた)

 

皮肉なことに、この当時はあまりにも将棋が強すぎて、誰も小池重明と真剣勝負をしてくれず(負けてお金をとられるので)、

金銭難に陥っていました。

 

ターニングポイントとなったのが、雑誌の企画(雑誌に呼ばれるほど名前が知れ渡っていた)による

大山 康晴名人との対局。

 

大山名人が角落ちだったとはいえ、見事勝利します。

 

ここから一気に名前が表舞台にも知れ渡り、

 

「小池をプロ棋士に」

 

という機運が高まります。

 

このときの対プロの戦績は

10勝8敗(駒落ち戦は除く)

勝率約5割とプロ相手に勝ち越しているのです。

「新宿の殺し屋」に加えて

 

「プロ殺し」 異名も持っていました。

 

ですが・・・

 

 

素行の悪さが表だって(逮捕経験もあり)、プロ入りの話が破断になっしまいまうのでした・・・

 

 

晩年

 

しばらくは将棋から離れて過ごしました。

 

憧れのプロ入りを断たれたこともありますが、強すぎて真剣師として生業を得ることができなくなったからです。

ドライバー、工事現場などで生計を立てていたようです。

 

晩年は作家の団 鬼六(アマ強豪)に気に入られ、ドライバーを務めるなど行動を共にします。

(トップの書籍作者)

 

がしばらくして団のもとから去ってしまうのですが・・・・

団のもとに姿を現した小池重明はベッドの上でした。

荒んだ生活がたたり重度の肝硬変を患い入院していました。

そして最後は自分でチューブを引きちぎり亡くなったと言われています。

 

 

 

 

 

棋風について

 

 

小池は強豪としては極めて特異な盤術で知られ、巧妙な防御策と速攻を駆使する戦法で相手を翻弄した。将棋の対局には持ち時間が定められており、互いの持ち時間が無くなった後の秒読み[4]に持ち込む事で小池の体勢は完了する。早指し戦における小池は並外れた集中力を発揮し、相手に考える時間を与えない程に指し手のペースを上げた。その後、ルールで定められた時間というプレッシャーで相手のミスを誘い、それを見逃さず攻勢に転じ一気に勝負を決める。その指し手の鮮やかさが小池の「殺し屋」という異名の由来といわれている。

引用:小池 重明 wikipedia

 

今でも当時の棋譜が残っています。

 

 

棋譜 https://youtu.be/jSay6Lzf8zM

 

棋譜が残るということは表舞台の将棋で、ほとんどが対プロ相手ということになります・・・

現在ではアマチュアからプロに転向した棋士が二名いますが、「実力を持ってプロ入りする」

その先駆けといってもいいのではないでしょうか。

ただ素行が悪すぎたのが原因で、プロ入りの道が立たれ、自分の命も短くしてしまいました。

 

まとめ

 

今では考えられない話かもしれませんが、賭け将棋で頂点に上り詰めた小池 重明。

不良に惹かれるのが人間の性かもしれませんが、魅力的な生き様だと一種憧れを抱いてしまいます。

失礼な言い方をすると太く、短く活きた男の話。

ガチガチに法律・ルールに縛られた現代だからこそ、この人の生きざまにもっとスポットライトが当たれば、魅力に惹かれる人も多いのではないかと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 


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