NHK杯3回戦 第5局 渡辺明 棋王 対 阿久津主税 八段

NHK杯3回戦 第5局 渡辺明 棋王 対 阿久津主税 八段
新年1回目のNHK杯。
渡辺棋王と阿久津八段の対局です。
二人は奨励会の同期で過去の対局は渡辺棋王が全て勝利しているとのこと。
プライベートでは二人とも競馬が趣味で一緒に観戦に行くとのことです。
阿久津八段相手に全局勝利・・・やはり渡辺棋王強しです・・・
解説は藤井猛九段。
藤井九段の解説は分かりやすくて、面白い( *´艸`)
なんか可愛いんですよね。
以下、戦型予想を競馬解説風に書くと、
二人とも居飛車を主に指すので相居飛車の戦型か。
阿久津八段は切れ味鋭く、終盤の爆発力に期待。
渡辺棋王はバランスが良い将棋。横綱将棋を見せるか。
(藤井九段 解説参照)
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対局開始
先手 阿久津八段
後手 渡辺棋王 で対局開始。
戦型はやはり相居飛車の角換わりに。
阿久津八段が銀を繰り出し積極的に一歩得に。
解説「一歩得をしたが手数を考えると・・・」
後手陣、金銀のバランスが良く固いです。
先手阿久津八段の陣形が固まる前に渡辺棋王が仕掛けます。
角打ちから、進行が進み飛車、角交換に成功。
陣形の差もあり、渡辺棋王が優勢でしょうか。
「陣形を固めて、大駒を捌いて勝つ」
渡辺棋王の必勝パターンです。
途中阿久津八段も4九金などの解説が唸る手を見せましたが、後手が冷静に寄せて即詰みに。
後手陣は上部も広く捕まりません・・・
<投了図>
118手で後手渡辺棋王の勝ち。
今回も渡辺棋王の必勝パターンでした。
序盤から自陣を固めて、隙あらば仕掛けて細かい攻めをつないでいく。
大駒を捌いて有利に立ち、終盤は正確に相手を追い詰める合理的な将棋です。
やはり強い( *´艸`)