第67回NHK杯1回戦第9局 久保利明王将 対 宮田敦史六段

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第67回NHK杯1回戦第9局 久保利明王将 対 宮田敦史六段
第67回NHK杯1回戦第9局です。
両棋士プロフィール
宮田敦史六段 先手 竜王戦5組、順位戦C級1組、6回目の出場
久保利明 王将 後手 竜王戦1組、順位戦A級、22回目の出場
解説 渡辺 明 竜王
順当にいけば、久保王将の勝利ですが、今期NHK杯はベテラン勢が負けております。
渡辺明竜王 両棋士印象
宮田六段
宮田六段は同門。寄席が鋭い将棋。詰将棋を解くのが速い。
久保王将
3月に王将に復位。振り飛車党の第一人者。
両棋士インタビュー
宮田六段
久保王位ら振り飛車を指しこなされる方。
まずは今日の将棋を頑張りたい。久保王位
短い将棋なので迷ったときに直観を重視して指したい。
一戦一戦勝ち上がっていって決勝に進めれればよい。
渡辺明竜王 対局の見どころ
先手宮田六段の攻めに、久保さんがどう受けるか。
両者終盤が強いのでたたき合いが楽しみ。
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対局開始
久保王位は振り飛車、宮田六段は居飛車の進行。
久保王位 中飛車に。
でもお互い仕掛けられず、後手の飛車がいったりきたり・・・
千日手模様です。
先手の囲いは対中飛車ではたまに見られる囲い(解説)
やっと駒がぶつかり
ここで宮田六段3四飛車。
渡辺竜王「挑発的な手」
後手久保王位、受けるかと思いきや
攻め合いを選択。
中盤をすっ飛ばしていきなり終盤に。
後手2九飛車成ではないということは、
2九では勝てないということ。(解説)
宮田六段の囲いはまだ丈夫そうです。
角を渡すと危ないのですが・・・
もう読んだよ!という宮田六段の手
7三馬 桂馬取
もう詰まないよ、読み切っているよ!という手です。
久保王位、敵陣にいた竜を使って受けますが・・・
先手の竜切りから即詰みに。
投了図
113手で宮田六段の勝ち。
中盤をすっとばしていきなり終盤になった将棋でした。
久保王位少しうっかりしたのでしょうか・・・
持ち味が出せずに終わりました。
終盤は宮田六段さすがに強かった。
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