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【ハメ手紹介】角頭歩戦法の進行と受け方

2021/04/14
 

【ハメ手紹介】角頭歩戦法の進行と受け方

将棋のハメ手といわれる角頭歩戦法の紹介です。

読んで字の如く、角頭の歩を突いていく戦法。

こんな感じです。↓

▲7六歩 △3四歩 ▲8六歩

将棋の初手(定跡)は7六歩と角道を開けるか、2六歩と飛車先を伸ばすかどちらかが多いですが、

この戦法は7六歩のあとに8六歩と突きます。

角頭歩戦法の進行例

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相手が居飛車の状態であれば、当然・・・

ラッキー!!

将棋を知らない初心者だ~!!

と飛車先を伸ばして、飛車先交換を狙いますが・・・

この戦法の狙いはこの角頭の歩を伸ばした先の展開にあるのです・・・

以下進行は

▲7六歩 △3四歩 ▲8六歩 △8四歩

角交換から桂馬を上がり、振り飛車を目指します。

ここで角頭歩戦法を知らない相手は????????

のはずです。

いきなり飛車を振ると
4五角があるので注意です・・・

ここで分岐点。

相手が例えば、8七角と打ってくれば、返し技で6五角。

銀で受けて、角切り。

ここまでの進行は

 
▲7六歩    △3四歩    ▲8六歩    △8四歩    ▲2二角成  △同 銀
▲7七桂    △8七角    ▲6五角    △5二金左  ▲7八銀    △3三銀
▲4三角成  △同 金    ▲8七銀

駒を清算すると陣形、歩得から先手角頭歩戦法側が良しです。

ここから四間飛車または向かい飛車、美濃囲いに組んで進行が続きます。

例えば下記局面で・・・

相手が馬を取らず、同銀と取っても、角頭歩側はかまわず王手金取りで、
その後馬を取り、陣形から角頭歩側有利です。

また、初手で相手が8四歩とつかなくても、向かい飛車に振り進行が続きます。

以上が角頭歩戦法のおおまかな流れです。

角頭歩戦法のポイント

・相手が8六歩とついたら、角頭歩戦法の合図です。

角頭歩戦法は進行を知っていれば怖い戦法ではありませんが、相手のペースで進行が進む可能性があります。 相手が角頭の8六歩をついてきたら要注意です。

・対策

相手が8六歩とついてきたら、最低でも向かい飛車(美濃囲い)になる場合が多いので、 居飛車とあわせて、銀を上がって攻撃に備えましょう。

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