【恐ろし戦法 右四間飛車】進行と受けの囲い
2021/04/23
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【恐ろし戦法 右四間飛車】進行と受けの囲い
攻撃力抜群の右四間飛車戦法の紹介。
うまくいけば、簡単に敵陣を崩壊させる戦法です。
右四間飛車は四間飛車の一種で、飛車、角、銀、桂馬を組み合わせて敵陣を狙います。
囲いは左美濃囲い(美濃囲いの左側バージョン)、穴熊、舟囲いに組むことが多いです。
右四間飛車の駒組
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二銀
▲5八金右 △3三銀 ▲4六歩 △3二金 ▲6八玉 △5二金
▲7八玉 △4三金右 ▲3六歩 △4一玉 ▲4七銀 △3一角
▲3七桂 △4二角 ▲5六銀 △3一玉 ▲4八飛 △2二玉
右四間飛車戦法の進行例
相手が何も考えずに矢倉に組む様子を見せたときは右四間飛車で一気に叩くチャンスです。
例えば、この図の場合では
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二銀
▲5八金右 △3三銀 ▲4六歩 △3二金 ▲6八玉 △5二金
▲7八玉 △4三金右 ▲3六歩 △4一玉 ▲4七銀 △3一角
▲3七桂 △4二角 ▲5六銀 △3一玉 ▲4八飛 △2二玉
▲2五桂 △2四銀 ▲4五歩 △1二玉 ▲4四歩 △3三金寄
▲同桂成 △同 銀 ▲4三金 △同 金 ▲同歩成 △5一角
▲3三と △同 桂 ▲4一飛成
▲5八金右 △3三銀 ▲4六歩 △3二金 ▲6八玉 △5二金
▲7八玉 △4三金右 ▲3六歩 △4一玉 ▲4七銀 △3一角
▲3七桂 △4二角 ▲5六銀 △3一玉 ▲4八飛 △2二玉
▲2五桂 △2四銀 ▲4五歩 △1二玉 ▲4四歩 △3三金寄
▲同桂成 △同 銀 ▲4三金 △同 金 ▲同歩成 △5一角
▲3三と △同 桂 ▲4一飛成
※ここまでうまくいきません・・・
右四間飛車戦法は、飛車、角、桂馬、銀を活用する戦法で、
受け手はどう受けるかがポイントとなります。
急戦右四間飛車の進行例
▲7六歩 △6四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八銀 △6三銀
▲6七銀 △5四銀 ▲5六銀 △6二飛 ▲6八飛 △7四歩
▲7七角 △7三桂 ▲9八香 △5二金右 ▲4八玉 △3四歩
▲3八玉 △8五桂 ▲8六角 △6五歩 ▲同 銀 △同 銀
▲同 歩 △7七銀 ▲同 桂 △同桂成 ▲同 角 △同角成
▲6七銀 △5四銀 ▲5六銀 △6二飛 ▲6八飛 △7四歩
▲7七角 △7三桂 ▲9八香 △5二金右 ▲4八玉 △3四歩
▲3八玉 △8五桂 ▲8六角 △6五歩 ▲同 銀 △同 銀
▲同 歩 △7七銀 ▲同 桂 △同桂成 ▲同 角 △同角成
上記とは別に桂馬を跳ねずに、いきなり4五歩から入る手もありますが、この場合、2五桂から入ると攻撃が続きます。
この手を事前に防ぐには4一金を4二に指す手もありますが、相手が急きょ持久戦に切り替えた場合(左美濃、穴熊など)は囲いの固さ、金が遊ぶことから不利になることが多いです。
右四間飛車の受け
右四間飛車に強いと言われている囲いは
雁木囲いです。
急戦右四間飛車のサインは6四歩突き。
6四歩突きがあれば右四間飛車を疑って駒組みを進めます。
相手の銀が6三の地点まで上がれば、右四間飛車に組む可能性が高いです。
中途半端に攻めても負けますので、対策の囲いが雁木囲いです。
▲7六歩 △6四歩 ▲4八銀 △6二銀 ▲5六歩 △6三銀
▲5七銀 △5四銀 ▲6八銀上 △6二飛 ▲6六歩 △7四歩
▲6七銀 △7三桂 ▲7八金 △3四歩 ▲5八金 △6五歩
▲同 歩 △同 銀 ▲6六歩
▲5七銀 △5四銀 ▲6八銀上 △6二飛 ▲6六歩 △7四歩
▲6七銀 △7三桂 ▲7八金 △3四歩 ▲5八金 △6五歩
▲同 歩 △同 銀 ▲6六歩
6六の地点に歩・銀2枚、角が効いていますので、相手は攻めが続きません。
相手が無理攻めをしても、後ろの金2枚が受けに発揮し、角打ちの隙もありません。
まとめ
右四間飛車は破壊力抜群の戦法の為、相手が指して来たら、焦らずにしっかりと受けることが大切です。
特に矢倉相手には効果絶大です。
右四間飛車とは?
右四間飛車戦法は、飛車、角、桂馬、銀を活用する戦法
6五の地点に駒を集中して敵陣を突破する
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