【おすすめの初心者向け戦法】棒銀ってなあに

      2017/07/01


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【おすすめの初心者向け戦法】棒銀ってなあに

 

ルールを覚えたばかりの初心者の方によくおすすめされる戦法

棒銀戦法

飛車先に銀を繰り出し敵陣を突破する戦法です。

銀を棒のようにまっすぐ進めて攻めることから棒銀という名前がついたそうな。

初心者の方が最初に覚える戦法ではないでしょうか。

私も将棋を覚えたてのころは、最初に棒銀を覚えて指していました。

前回の記事

でも少し触れましたが、改めて紹介します。

棒銀のポイント

 

銀を前に繰り出し(銀を犠牲にして)、飛車先を突破する戦法が棒銀です。

2筋の飛車先を伸ばした後に、銀が敵陣に切り込みます。


▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △4四歩    ▲2五歩    △3三角
▲3八銀    △8四歩    ▲2七銀    △8五歩    ▲7七角    △4二玉
▲2六銀    △3二玉    ▲1六歩    △2二玉    ▲1五銀    △1四歩
▲2四歩    △同 歩    ▲同 銀    △同 角    ▲同 飛

ここまでうまくいくことは滅多にありませんが、分かりやすくするために、後手の受け、駒組みをかなり粗くしています。

上記では角銀交換+飛車先交換+1歩得で大成功です。

銀を使って飛車先の銀または歩を交換し、うまくいけば駒得。

これが棒銀の基本的な考え方です。

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棒銀の攻撃例

実戦例をもとに紹介します。

▲2六歩    △3四歩    ▲2五歩    △3三角    ▲3八銀    △3二銀
▲2七銀    △4二角    ▲2六銀    △3三銀    ▲7六歩    △4四歩
▲1六歩    △3二金    ▲5八金右  △5二金    ▲6八銀    △4三金右
▲7八金    △6二銀    ▲7七銀    △4一玉    ▲5六歩    △5四歩
▲7九角    △3一玉    ▲6九玉    △8四歩    ▲1五銀    △8五歩
▲2四歩    △同 歩    ▲同 銀    △同 銀    ▲同 角    △同 角
▲同 飛

 

先手は駒組が不十分ですが、銀、角をさばけて、飛車先交換もできているので先手良しです。

2四歩の交換から攻撃が始まりますが、もし後手が1四歩と銀を追い返そうとしても

銀は取られますが、2三歩成で、と金が出来、駒は取り返せますので、先手良しです。

すでに、一四の歩をついている場合でも端攻めから攻撃が続きます。

1五歩とぶつけて、銀でとるのがポイントです。

局面が進み、銀⇔香交換になります。

後手1三歩と受けますが、下段に香を打ち込み2段ロケットの完成です。

加えて7九の角も1三の地点に効いていますので攻めが続きます。

受けられても、飛車を9筋に回れば受けが効きません。

 

棒銀の受け方

 

棒銀はしっかりと受ければ怖くない戦法です。

ポイントは8六七の地点をがっちり受けることです。

下記図の場合、銀と角が8六の地点に効いていますので、相手は攻めることができません。

相手が3三の角道を開けて角を攻めに参加させてきた場合は6六歩と冷静について角道を止めましょう。

駒組が間に合わず角が受けに参加できない場合でも、

飛車先、銀を交換されますが、局面は落ち着き手番が回ってきます。

棒銀の受け方⓶

 

 

銀を8八の地点に移動させるだけです。

 

 

攻めの焦点が、8七の地点になるので棒銀の攻めが続きません。

 

 

ここで相手は角道を開けてくるので、6六歩、6七金と攻めに備えましょう。

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対振り飛車戦の場合の棒銀戦法

 

棒銀戦法は居飛車対居飛車でも使用されますが、居飛車対振り飛車戦においても使用されます。

対振り飛車戦で多くの棋譜を残されているのが加藤一二三九段(後述)。

進行例は下記のようなイメージです。

 

<図▲3七銀まで>

 

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角

▲4八銀 △3二銀 ▲5八金右 △4三銀 ▲6八玉 △4二飛
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲6八銀 △8二玉
▲5七銀左 △7二銀 ▲6八金上 △5二金左 ▲3六歩 △9四歩
▲9六歩 △1四歩 ▲1六歩 △5四歩 ▲3七銀

 

この形が対振り飛車戦の基本形です。

将棋ゲームアプリ 将棋ウォーズなどの対局でもよく上記のような形が見られます。

居飛車側は3七の銀を活用し敵陣を突破して飛車成りを狙います。

対して振り飛車側は棒銀をうまく受けて(いなして)、角などの大駒を捌きカウンターを狙います。

棒銀が失敗すると、そのまま劣勢になるということです。

 

振り飛車の基本は相手の攻め筋に飛車を回ることです。

この場合2六の銀から3五歩と狙ってくるのが見えるので、3筋に飛車を振ります。

四間飛車から三間飛車になりました。

例えばここから棒銀側が3五歩とついてきても、振り飛車側は取ってはいけません。

同歩とすると銀が3五の地点まで進出し、そこから2四歩→同歩→2四銀と棒銀戦法が成立します。

 

※振り飛車側は3四歩とせず、4二角と飛車先を通す場合もありますが、3四歩と押さえつければ居飛車棒銀側が有利です。

 

 

 

ということで上記の進行は分かりやすく受けやすいので、下記進行になりやすいです。

 

 

 


居飛車側の飛車も3筋に振り、飛車が向かい合うような形です。

2六の地点には棒銀の銀があり、ここで3五歩として、抑え込むような形にし、

角道を活かして(上記4五歩のような手)どこまで攻めが続くか、振り飛車側がどう受けるか(いなすか)で進行が多岐に

変わってきます。

 

 

 

棒銀は本当に初心者の方におすすめの戦法か??

 

棒銀は初心者におすすめの戦法とよく言われますが、ある意味正解です。

ある意味とは、戦法は相手の攻め、駒組みにより臨機応変に変えなければいけないからです。

「覚えやすい」「攻めのスピードが速い」という意味では初心者の方にぴったりの戦法でしょう。

棒銀が上手く決まれば一気に優勢になります。プロ同士の対局でも採用される戦法です。

対居飛車戦、対振り飛車戦、どちらの局面でも銀を活かして戦型を突破する考え方は共通です。

 

覚えやすい

 

戦法の目的が明確です。

将棋の攻めの基本は飛車、角、銀、桂馬を活用することが大切だと言われています。

「銀を使って敵陣を突破する」

戦法として非常に狙いが分かりやすいと思います。

また一手受け間違えると一気に優勢になりやすいのも人気な理由の一つではないでしょうか。

攻めのスピードが速い

 

棒銀は飛車先を伸ばして、銀を繰り出していくだけで相手陣に迫ることができます。

自陣の駒組を省略すれば、すぐに攻めかかれるということです。

相手が棒銀模様で攻めてきた場合はひとまず受けに回りましょう。

局面が落ち着いてから自陣を整備すれば問題ありません。

※下記図の場合のように、いきなり棒銀を仕掛けてくる相手もいる・・・

 

 

 

 

プロの棋譜〜棒銀〜

参考将棋棋士

加藤一二三(かとうひふみ)九段

 

バラエティ番組でもお馴染み「ひふみん」こと加藤一二三九段は棒銀戦法の採用率が高いことで有名です。

一説ではNHK杯 対羽生善治三冠戦にて、棒銀戦法で羽生三冠に敗れ、棒銀を多用され始めたようです。

多くの棋譜が残っていますので参考にされてはいかがでしょうか。

ちなみに若かりし頃の加藤一二三九段はちょーイケメンでダンディです。

【棋士紹介】加藤一二三九段と棒銀

 

ちなみに加藤一二三九段 対 羽生三冠のNHK杯記事はこちら

【棋士紹介】羽生善治3冠 やばいと思う羽生マジック3選まとめ

 

 

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