【おすすめ囲い】居飛車穴熊はなぜ強いのか
【おすすめ囲い】居飛車穴熊はなぜ強いのか
居飛車穴熊・・・
・多少の無理攻めが通る
・終盤の寄せ合いで詰めろがかからない
穴熊の強みはこの2点です。
居飛車穴熊の必勝パターンは囲った後に、大駒(飛車、角)をさばき、終盤の寄せ合いで勝つこと。
よく「穴熊の暴力」と言われますが、少しの駒の損得でも囲いの固さで無理やり勝ってしまうことが多々あります。
逆に対振り飛車側は少しのミスが敗因につながります・・・
プロ間でも居飛車穴熊対振り飛車においては、仕掛けの権利があることより居飛車穴熊有利と言われています。(飛車先が伸びているので攻撃を仕掛けやすい)
そこで今回は居飛車穴熊の強みを紹介していきます。
穴熊はなぜ強いのか(進行例)
先手 居飛車穴熊
後手 振り飛車
の対局の場合
図 3六歩まで
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 角 △2二飛
▲3五歩 △同 歩 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五歩
△同 角 ▲2三歩 △同 飛 ▲2四飛
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 角 △2二飛
▲3五歩 △同 歩 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五歩
△同 角 ▲2三歩 △同 飛 ▲2四飛 △同 飛 ▲同 角
△6六歩
図 4一飛まで
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 角 △2二飛
▲3五歩 △同 歩 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五歩
△同 角 ▲2三歩 △同 飛 ▲2四飛 △同 飛 ▲同 角
△6六歩 ▲7七金 △8五桂 ▲7八金引 △9六歩 ▲同 歩
△9七歩 ▲同 香 △同桂成 ▲同 桂 △9五歩 ▲同 歩
△9六歩 ▲5五銀 △2二角 ▲2三歩 △3一角 ▲4一飛
居飛車側は、振り飛車の遅い攻めを見て、反撃を行います
ここで穴熊の囲いの堅さが活きる展開に。
振り飛車側は角成からすぐに囲いが崩されますが、穴熊側は振り飛車の端攻めも歩で受けていけば怖くありません。
図 6三金まで
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 角 △2二飛
▲3五歩 △同 歩 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五歩
△同 角 ▲2三歩 △同 飛 ▲2四飛 △同 飛 ▲同 角
△6六歩 ▲7七金 △8五桂 ▲7八金引 △9六歩 ▲同 歩
△9七歩 ▲同 香 △同桂成 ▲同 桂 △9五歩 ▲同 歩
△9六歩 ▲5五銀 △2二角 ▲2三歩 △3一角 ▲4一飛
△9七歩成 ▲同 銀 △9二香打 ▲5一角成 △同 金 ▲同飛成
△6一飛 ▲同 龍 △同 銀 ▲6四歩 △7三金 ▲6五桂
△7二金 ▲7三香 △7一香 ▲6三金
終盤戦になれば、いかに相手玉を詰ますか、自玉を安全にするかがポイントです。
穴熊側は詰めろがかからないのを見て、駒を相手陣にどんどん打ち込んでいきます。
図 7三桂成まで
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 角 △2二飛
▲3五歩 △同 歩 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五歩
△同 角 ▲2三歩 △同 飛 ▲2四飛 △同 飛 ▲同 角
△6六歩 ▲7七金 △8五桂 ▲7八金引 △9六歩 ▲同 歩
△9七歩 ▲同 香 △同桂成 ▲同 桂 △9五歩 ▲同 歩
△9六歩 ▲5五銀 △2二角 ▲2三歩 △3一角 ▲4一飛
△9七歩成 ▲同 銀 △9二香打 ▲5一角成 △同 金 ▲同飛成
△6一飛 ▲同 龍 △同 銀 ▲6四歩 △7三金 ▲6五桂
△7二金 ▲7三香 △7一香 ▲6三金 △5二銀引 ▲7二香成
△同 香 ▲同 金 △同 銀 ▲6二金 △7一香 ▲7三香
△同 銀 ▲7一金 △同 玉 ▲7三桂成
ここまで局面が進むと駒の損得は関係なく、攻めが続けば勝利は確実です。
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲2五歩 △3三角 ▲5八金右 △3二銀 ▲6八玉 △4三銀
▲7八玉 △6二玉 ▲5六歩 △7二玉 ▲5七銀 △8二玉
▲7七角 △7二銀 ▲8八玉 △5二金左 ▲9八香 △4五歩
▲6六歩 △9四歩 ▲9九玉 △9五歩 ▲8八銀 △6四歩
▲6七金 △6三金 ▲7九金 △1四歩 ▲1六歩 △7四歩
▲5九角 △7三桂 ▲3六歩 △8四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 角 △2二飛
▲3五歩 △同 歩 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五歩
△同 角 ▲2三歩 △同 飛 ▲2四飛 △同 飛 ▲同 角
△6六歩 ▲7七金 △8五桂 ▲7八金引 △9六歩 ▲同 歩
△9七歩 ▲同 香 △同桂成 ▲同 桂 △9五歩 ▲同 歩
△9六歩 ▲5五銀 △2二角 ▲2三歩 △3一角 ▲4一飛
△9七歩成 ▲同 銀 △9二香打 ▲5一角成 △同 金 ▲同飛成
△6一飛 ▲同 龍 △同 銀 ▲6四歩 △7三金 ▲6五桂
△7二金 ▲7三香 △7一香 ▲6三金 △5二銀引 ▲7二香成
△同 香 ▲同 金 △同 銀 ▲6二金 △7一香 ▲7三香
△同 銀 ▲7一金 △同 玉 ▲7三桂成 △8一金 ▲6三歩成
△6一銀 ▲4一飛
この終盤の攻め合いで、玉の堅さを活かして攻めるのが穴熊の戦い方です。
振り飛車側は一手間違えると一気に畳みかけれるので注意が必要です。
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