【角換わり棒銀・腰掛銀・早繰り銀】角換わり戦法一覧
Contents
【角換わり棒銀・腰掛銀・早繰り銀】角換わり戦法一覧
角換わり戦法とは?
「角換わり戦法」
読んで字のごとく、角を交換してお互い攻め合う戦法です!
角をお互い持ち合うので角を打たれるスペースができないよう、駒組に気を使います。
角換わり戦法には大きく分けて3つの戦法があります。
角換わり棒銀
<進行例>
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3四歩 ▲7八金 △8五歩
▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △3二金 ▲7七銀 △3三銀
▲2五歩 △7二銀 ▲3八銀 △8三銀 ▲2七銀 △8四銀
▲2六銀 △9五銀
角をお互い持ち合って進行が進みます。
ここで端歩をついてあれば端攻めが可能ですし、
参考:https://kachishogi.com/bougin-191
歩の突き出しから銀をさばくことが可能です。
下記記事で角換わり棒銀について進行例を記載しています。
[ad#co-4]
腰掛け銀
腰掛け銀はプロ間で研究され定跡化されている戦法です。
よくプロ同士の対局で採用されます。
歩の突き出し、銀、桂馬を駆使し、隙間に角を打ち込みながら戦いますが、
一歩間違えれば、角打ちの筋から劣勢になります。
ですのである程度定跡の勉強が必要で、正直初心者の方にはおすすめしません。
早繰り銀
銀を4筋に繰り出し、歩の突き捨てから銀を繰り出します。
▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △3三銀 ▲7七銀 △8五歩
▲2五歩 △6二銀 ▲3八銀 △4二玉 ▲3六歩 △5二金
▲3七銀 △6四歩 ▲4六銀
角換わりをよく採用するプロ棋士
丸山忠久 九段
角換わりといえばこのお方。丸山先生です。
実力もさることながら、「激辛流」(優勢でも相手の反撃のスキをなくす指し方で、友達に指すと友達をなくすと言われている)で
知られ、強豪棋士のおひとりです。
角換わりや横歩戦法で高い勝率を誇ります。
ちなみにいつも髪の毛がピンと跳ねて特徴的です。
そして対局中に頭に冷えピタをはっちゃうお茶目な、お方で筋トレが趣味です。
羽生世代のお一人です。本当にこの世代のお方は現役バリバリで強い方ばかりです。
まとめ
角換わり戦法は常に自陣の駒組に気を使うので(スペースを許せば相手に角打ちされるため)、初心者の方にはあまりおすすめしません。居飛車の基本戦法のひとつではありますが、ある程度定跡化されているので、定跡を知らない内は勝ちづらい戦法でしょう。
角換わり戦法まとめ
角換わり棒銀・・・角交換後に、棒銀を仕掛けていく戦法
腰掛銀・・・5六、5四の地点に銀が腰掛、桂馬、角、飛車を使って攻撃を仕掛ける戦法
早繰り銀・・・銀を4筋に繰り出し、歩の突き捨てから銀を繰りだす戦法
(関連記事)
関連記事