将棋ウォーズ4級から3級になる方法[たった2つ覚えるだけです]
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この記事を読むメリット
今あなたが何級であろうともすぐに3級になれます。しかもやることはたった2つだけ。とっても簡単。
3級になったら一緒に苦労しましょう。
初めまして。ヒロユキです。
この勝ち将棋ブログを運営していた、はにまさんからブログを譲っていただいたので、
これからは僕ヒロユキが書いていきます。どうぞよろしくお願いします。
僕は3級で、ずっと頭打ちくらっているヘボ将棋プレイヤーなんですが、3級までは特にぶつかる壁もなく、スラスラと登って来れました。4級から3級はちょっとだけ時間がかかったかな。
3級から2級に昇級するのに苦戦している人が多いらしく、3級の壁とも言われているらしいですね。
しかし、4級から3級に昇級はそんなに難しくありません。この記事通りに読めば余裕です。
学ぶポイントは2つ。序盤と終盤
僕があなたに学んでほしいものは2つだけです。
序盤:戦法と囲いを決める
終盤:1手詰将棋を解く
これだけです。
中盤に関しては、手筋を覚えたり、敵の手を読む(3手先を読めって良く言いますよね)など複雑な要因が重なってくるので、ここでは飛ばします。というか3級になるのに、そこまでしなくても大丈夫です。数十回対局して自然と身につくレベルで問題ないです。
逆に100回以上対局していて、まだ3級になれていないのであれば、きっと将棋の勉強の仕方に問題があります。もしかすると対局を数多くしすぎてしまっているのかもしれません。
対局は楽しいですが、将棋のレベルアップという面でみると効率はあまりよくありません。
序盤と終盤はやることが決まっているので、この部分だけ駒の動かし方を最適化してしまうことによって、対戦相手よりアドバンテージが取れます。あとはその優位をもって対局をすれば勝率が高くなるという寸法です。
それでは参りましょう。
序盤:戦法と囲い
5級~4級まで来ている人であれば、すでになんとなく自分の得意戦法というのがあるのではないでしょうか。
もしくは、もっと良い戦法が無いか探しているところでしょうか。
僕は、1000回近く対局していますが(なのにまだ3級の理由は後述)、使う戦法は棒銀だけです。飛車を横に振ったことは一度もありません。その理由は自分の戦法を確立させるためです。
戦法は何でも構いません。
「使いやすい」
「なんとなくしっくりくる」
という戦法を一つ選んだら、浮気をせずにその戦法が形になるまで何度も繰り返し打ってみてください。対人戦で対局する必要はありません。対人戦だとどうしても時間がかかりますし、将棋ウォーズで無料版だと1日3回の回数制限もあるので効率がよくありません。コンピュータ戦で形が身体に馴染むまで繰り返しましょう。
ぴよ将棋というアプリなんかは使い勝手も良いし、棋譜解析もできるのでお勧めです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.studiok_i.shogi&hl=ja&gl=US
さて、それじゃあ「戦法が形になるまでって・・・どこまで?」この疑問についてお応えします。
戦法が形になるというのは、対局相手がどんな戦法や囲いで来ても、自分の中でここまでは同じ駒組をするというポイントです。
例えば僕は棒銀しか使いませんが、囲いは左美濃だったり、矢倉だったりします。相手が居飛車か振り飛車かによって変えています。
ただどちらにせよ、棒銀+矢倉or左美濃という状態までは、組みきります。
棒銀+矢倉
棒銀+左美濃
相手の駒の動きによって変化はありますが、最終的に自分の意図する戦法+囲いができた段階。ここまでを完全マスターします。
こうすることによって、オートマチックにほぼ最善手を指すことができます。完全な最善手ではないかもしれませんが、4級以下であれば大抵相手はもっと悪手・疑問手のオンパレードなので、戦法+囲いまでほぼ最善手を指すことによって大きなアドバンテージを取ることができます。
ちなみに3級においては、ここまでできてやっと対戦相手と同等といった感じです。
大体一局の手数が100手だとして、戦法+囲い完成まででおおよそ30手前後あります。全体の3割がほぼ最善手なら大きなアドバンテージですよね?
ぴよ将棋を使うと、相手の戦法を居飛車、三間飛車、四間飛車、中飛車、向い飛車、設定することができます。
どの戦法で来ても自分が望む形になるように、何度も繰り返し練習してください。棋譜解析なども利用すると手っ取り早いかと思います。
敵が速攻をかけてきた場合
たまに対戦相手で、居玉(玉将が最初の状態から動かないこと)のまま速攻をかけてくることがあります。
こういう場合は、戦法+囲いを組み切ることができません。
中途半端な形で受けることになってしまいます。
理想を言えば、そういう速攻が来た場合でもここまで組んでおけば安心。というのを覚えておいた方がいいです。
ただし、3級に上がることだけを考えれば、速攻をくらっても負けてもしょうがないで済ましても昇級はできます。
それよりも基本に忠実に戦法+囲いをしっかりやる。ここだけ毎回行えばOKです。
おすすめしない戦法
先ほど、使うのはどの戦法でも構わないといいましたが、例外がいくつかあります。それは、
鬼殺し、早石田、パックマンなど奇襲戦法はおすすめしません。
なぜかというと、級位者であれば勝ちやすいかもしれませんが、対策を取られてしまうと奇襲の魅力が全くなくなり勝てなくなるからです。その時に新しい戦法を捜し歩くよりは、最初から奇襲戦法には手を出さない方がいいです。
時間と労力がもったいない。
奇襲戦法を勉強するのなら、相手が使ってきた場合の対策として覚えましょう。ただ、4級以下ならそんな勉強も必要ありません。もし奇襲に負けたとしても、たった一敗です。正しい打ち方をして他の対戦相手に3勝すればいいだけです。とりあえず奇襲戦法はほっときましょう。
終盤:一手詰将棋
え!?一手詰将棋?三手じゃなくていいの?
はい。一手で十分です。
一手詰めができることによって、「最後、この形に持っていけたら詰むな」という感覚が養われます。
ここがとても重要。
一手詰めの前に相手の動く駒を予測して、さらにその一手前の自分の駒から動かすと三手詰めになり、さらに一手ずつお互い増やすと五手詰めになるという理屈です。
一手詰め
一手詰め+(一手詰め+相手の動き)
一手詰め+(一手詰め+相手の動き)+(一手詰め+相手の動き)
一手詰め+(一手詰め+相手の動き)+(一手詰め+相手の動き)+(一手詰め+相手の動き)・・・・・・
これが増えていくだけです。
で、こうなったら詰むという形を詰め筋といいます。
3級から上に昇級していくには、この詰め筋を覚えていくといいと、敬愛する将棋youtuberこいなぎさんが言ってました。敬愛はしてますが、こいなぎにさん付けは違和感があります。歌とコナンと将棋をこよなく愛するこいなぎです。
話がそれました。
今後詰め筋を覚えていくとしても、4級から3級への段階であれば1手詰めだけで大丈夫です。
まだ、解いたことない人は是非この本を中古でもいいので手に入れて、解きましょう。
これだけで、4級以下の対戦相手なら余裕です。
200問あって、簡単な問題も難しい問題もありますが、ゴールは一つ。
ページをパって開いて一瞬で解けること
僕らが欲しい能力は「あ、この形なら詰むな」という感覚です。それなのに、どうすれば詰めるか何秒もうーんうーん、唸っていてはしょうがありません。
パッと見て、あ、これで詰むな。
これが対局中にひらめくようになれば、あとはその形に持っていくだけです。
パッと見て解けるまで本を何周もすることになると思いますが、1周目に5日かかったとしても、3周目になれば、1日もかからないで解けます。そんなもんです。
棋譜解析をしてみたことある方はわかるかと思いますが、評価値って序盤はどんな手を打ってもあんまり数値が変わらないんですね。それなのに、終盤は一手悪手を打つと、+1500とかで推移していたのが一気に-3000とかに変わります。それくらい終盤の一手は大きいです。
3級の人も、終盤ミスする人多いです。みんながみんな詰将棋大切だと思っていても、ミスしたり気づかなかったりします。僕もそうです。
そんな中、たとえ一手でも終盤を決定する力を持っていたら、とても大きなアドバンテージになります。
三手、五手と増やしていくのはあとでいいです。まずは一手。これだけで3級に上がれます。
ちなみに、僕は一手詰めと三手詰めのハンドブック2冊の計3冊を買って、全部一通り解きましたが、速攻飽きました。(だからまだ3級)
3級の壁
僕が3級から2級に半年以上昇級できないのは、もちろん対戦相手が強くなっているのもあるのですが、自分自身に問題があります。
2級、1級への昇級の勉強方法もわかってるんです。
ただ・・・
意志が弱い!!
対局しないで、詰将棋を三手、五手をパッと見で解けるまでやり続ければ昇級できるのに・・・!!
ついつい、対局ばっかりして勉強しない。棋譜も見返さない。
そりゃ昇級しないわぁぁぁぁぁ。
詳しくは別の記事に書きますが、三級から二級、一級に昇級するためには、手筋と詰将棋です。間違いない。
しかし、ついつい面倒くさくなってしまってやらない・・・うーーーん、ここなんだよなぁ。。。
まとめ
この記事では、3級に昇級するために大切な二つの勉強方法をお伝えしました。
1.戦法と囲いを毎回形になるよう確立する。
→序盤30手前後までのアドバンテージを得られます。
2.一手詰めをパッと見て解けるようにする。
→評価値の振れ幅が大きい終盤で、決定的なアドバンテージを得る。(+この形で詰むなという感覚を養う)
です。
それでは、良い将棋ライフを。
Author: ヒロユキ
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