将棋の禁じ手(反則)と駒の位置の表し方
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将棋の禁じ手(反則)と駒の位置の表し方
将棋の駒の動かし方を覚えたら、次は禁じ手(反則)を覚えましょう。
禁じ手(反則)
二歩(にふ)
歩は同じ列に二つ置けません。
対局に熱中してうっかりなんてことが良くありますので注意しましょう。
この二歩目が、と金の場合は禁じ手ではありませんので問題ありません。
二歩はプロでも、うっかり指してしまうミスです。一時ニュースにもなったことがあるぐらいです。
打ち歩詰め
玉の動ける範囲が無くなることを詰むと言います。玉を詰んだ方が勝ちとなります。
よく物事の詰めが甘いと言われますが、将棋の詰むから派生した言葉です。
この図の様に、金がいることによって、玉が動くことができません。
この詰みを
歩で行うことを打ち歩詰めといい禁じ手となります。
歩を伸ばして詰みとなることはokです。
例えば、
ここから歩を前に進めれば
詰みとなりますが歩を打っているわけではありませんので禁じ手ではありません。
動ける範囲外の駒打ち
駒が動ける範囲外に駒を打つことはできません。
この図のように桂馬、歩、香車ともに上に進むことができないため、この図の位置での駒打ちは禁止です。
千日手
同じ局面が1局中に4回現れると千日手(せんにちて)となり、将棋アプリゲームの場合は引き分け、プロ同士の公式戦では先手と後手を入れ替えて指し直しとなります。
王手を放置して、次の手を指す
自分の手番で玉が詰む状態を王手といいます。
この図の場合、飛車は斜めに利きがありませんので、玉を左(6一玉)または右側(4一玉)に逃がせば、
玉は詰みません。これをそのままにし違う手を指すと詰みとなり負けとなります。
しかし、この図では玉を左(6一玉)に逃がしても、6ニ竜(飛車成り)で詰みで、必ず詰んでしまう状況です。
必ず詰んでしまう状態を必至といいます。
自玉に詰みがない状態で、相手玉に必至をかければ勝ちです!詰みが分からないときは必至をかけるよう心掛けましょう。
駒の位置の表し方
将棋の開始局面です。
将棋盤には縦に漢数字の一~九、横に数字で1~9と振られていますが、
この数字の組み合わせで駒の位置を表します。
例えば、上記図では先手が左から3列目の歩を1マス前に進め、後手も歩を1マス前に進めました。
それに応じて先手は飛車先の歩を1マス伸ばします。(先手▲ 後手▽で表します)
これを盤面上の数字で表すと
先手7六歩
後手3四歩
先手2六歩
となります。この読み方はテレビ、新聞の棋譜解説などで必ず出てきますので覚えておきましょう。
まとめ
駒の動かし方、禁じ手、棋譜の読み方を覚えれば、将棋の番組放送などを見ても、なんとなく意味がわかってくるのではないでしょうか。
駒の動かし方が分かれば戦法、囲いも覚えることができます。次のステップへ!
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