藤井聡太四段30勝!コーヤンこと三間飛車使いの中田七段に勝利。
藤井聡太四段30勝!コーヤンこと三間飛車使いの中田七段に勝利。
通算30勝 初黒星後、順位戦で勝利
大阪市福島区の関西将棋会館で6日朝始まった藤井聡太四段(14)と中田功七段(49)の第76期名人戦順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)C級2組2回戦は、藤井四段が127手で勝ち、順位戦の成績を2勝0敗とした。藤井四段は公式戦29連勝の新記録を樹立後、今月2日に初黒星を喫したが、その後最初の対局となった中田戦に勝利し、通算30勝を達成した。
毎日新聞 通算30勝 初黒星後、順位戦で勝利
順位戦で藤井聡太四段が中田功七段に勝利しました。
これで30勝です。
連勝記録がストップしてもなお、マスコミの注目度が高いです。
なかなか肩の荷が下りないかもしれませんが・・・
ちなみに中田功七段は先日紹介した佐藤天彦名人の師匠。
三間飛車を主に使用されます。
コーヤン流(読みはナカタイサオですが、下の名前で相性がコーヤン)と呼ばれています。
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中田XPと呼ばれる(先崎学九段が命名との説) 対穴熊対策戦法の生みの親でもあります。
一時期、
「なんか三間飛車かっけー!!」
と三間飛車に、はまった時期があったのですが、マイナビブックスの中田七段の棋譜を参考にしました。
っで、
対戦することになり密かに注目していたのです( ^ω^)・・・
藤井四段の戦歴も対振り飛車戦が少なかったので、どう対応するか見どころでした。
<棋譜↓>
藤井聡太 四段 対 中田 功 七段 棋譜 第76期順位戦C級2組2回戦
実際の対局は藤井四段が珍しく居飛車穴熊を使用。
コーヤンこと中田七段はお約束の三間飛車です。
ちょっと中田XP気味の進行。
囲いへの玉の入玉を省略して穴熊を攻める考え方。(藤井システムに似ている)
もし藤井四段が中田XPを知ってて(XPはWindowsXPより来ているので2002年頃。藤井四段がギリギリ生まれる前)、
あえて穴熊を選択したのであれば・・・
オシャレ!!
と思いました( ^ω^)・・・
中田七段が中田XP気味の囲いから、四間飛車に振り直して「さあ攻めよう」というときに、
穴熊が完成した藤井四段からの仕掛け。藤井四段が積極的に駒を捌きに行きます。
中田七段は自陣の桂馬を跳ねて、端攻め+角の攻めで穴熊の急所を狙います。
進行は続き、90手目ぐらいまでは「中田七段いいかなー」と思っていましたが、
100手目(終盤)あたりから攻め(駒も)が切れて、途端にスピードダウン・・・
その隙を藤井四段が見逃さずに、冷静に打ち取りました。
次戦は??
31戦目は11日(火)に加古川青流戦で都成竜馬四段と対局です。
加古川青流戦
日本将棋連盟所属の棋士四段位・奨励会三段位上位者、女流棋士2名、 アマチュア3名によるトーナメント戦
システム
1.初戦から準決勝までは一番勝負とする。
2.決勝は三番勝負とする持ち時間
本戦…各1時間 チェスクロック使用(使い切ると一手1分)
※引用 日本将棋連盟 HPより https://www.shogi.or.jp/match/kakogawa/
対戦相手の都成四段は・・
都成竜馬Ryuuma Tonari 四段
棋士番号 | 304 |
---|---|
生年月日 | 1990年1月17日(27歳) |
出身地 | 宮崎県宮崎市 |
師匠 | 谷川浩司九段 |
竜王戦 | 6組 |
順位戦 | C級2組 |
都成四段との対局は直近で6月に2回。
どちらも藤井四段が勝利しております・・・
都成四段リベンジとなりますでしょうか?
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