天守閣美濃、四枚美濃の囲い方と弱点(崩し方)を解説します。
天守閣美濃、四枚美濃の囲い方と弱点(崩し方)を解説します。
天守閣美濃と四枚美濃の囲い方
天守閣美濃の囲いは下記です。
ちなみに下記は四枚美濃。
天守閣美濃の特徴は
- 左美濃から玉が8七の地点に
- 飛車は居飛車の状態
玉が8七の地点にいるので、相手の角のラインに当たりません。
玉が上部に居るので、横からの攻めには滅法強いです。
ただ個人的にはデメリットの方が多いような気がします・・・
天守閣美濃の弱点
①玉頭が弱点
横からの攻めには強いですが、天守閣美濃の弱点は玉頭です。
横からの攻めに加えて、玉頭からも攻められると簡単に崩れてしまいます。
相手が振り飛車、特に藤井システムを使用してくると要注意です。
天守閣美濃の天敵は藤井システム。
7三の桂馬を活かして、8五歩から攻められます。
特に冒頭で紹介した四枚美濃に組んでいる場合、藤井システムから途端にやられてしまいます( *´艸`)
こちらも8五歩から仕掛けられます。
振り飛車側は角のラインが敵陣(特に9九香車)に直射しているので、天守閣美濃、四枚美濃側は常に気をつけないといけません。
8五歩から・・・
桂跳ね。銀損を防いで8八銀としても8六歩から(歩を取れば9九角成り)、9五歩と端攻めが続きます。
藤井システムが出現して上記の様に天守閣美濃、四枚美濃側が不利になることから、あまりプロ間では指されなくなりました。
加えて、天守閣美濃は組むのにも手数がかかります。
左美濃に組んでさらに囲いを発展させるのであれば銀冠などに組んでいくのが良いでしょう( *´艸`)
まとめ
<天守閣美濃の特徴>
・左美濃から玉が8七の地点に
・飛車は居飛車の状態
・玉が角のライン(玉のコビン攻め)に当たらない
・横からの攻めに強い
・玉頭が弱点
・藤井システムが天敵
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